ビットコイン40%下落とFRB利下げ示唆 金融市場動向
ビットコインが米投資家の支持を失い、40%超の下落を続けています。米上場現物ETFからは10月以降85億ドルの資金が流出し、世界株や金へのシフトが進んでいます。一方、FRB議事要旨ではインフレが予想通りに鈍化した場合、追加の利下げが適切との見方が複数示されました。米サブプライム自動車ローンの延滞率も過去最高の6.9%に達し、消費者の負担増が顕在化しています。
目次
仮想通貨市場
ビットコインの下落継続
ビットコインは米投資家の支持を失い、回復の兆しが見えません。価格は40%超の下落を記録しています。米上場現物ETFからは10月以降85億ドルの資金が流出しており、世界株や金への資金移動が目立ちます。米個人投資家や機関投資家が価格の主要な決定要因となっており、この依存関係が市場の脆弱性を高めています。ビットコインの価格変動は、こうした投資家の動向に強く左右される状況です。
暗号資産全体の資金流出拡大
暗号資産市場では2022年以来最大規模の資金流出が発生しています。ビットコインやイーサリアムの保有ポジションが縮小し、ステーブルコインの成長も停滞しています。新規資金の流入はほとんどなく、前回の弱気相場以来の速いペースで資金が減少しています。また、大手ヘッジファンドのBrevan Howardが運用する仮想通貨ファンドは2025年に30%の損失を計上し、設立以来最悪のパフォーマンスとなりました。ビットコイン単体の年間下落率を大幅に下回る結果です。
米金融政策と消費者動向
FRB議事要旨の利下げ見通し
FRBの議事要旨では、複数の参加者がインフレが予想通りに鈍化した場合、追加の利下げが適切になると指摘しました。この発言は市場の金利動向に影響を与えています。米国の金融政策はインフレ抑制と経済成長のバランスを模索しており、利下げの可能性が議論の焦点となっています。
サブプライム自動車ローンの延滞増加
米国のサブプライム自動車ローン、すなわち信用力の低い層向け融資の60日以上延滞率が過去最高の6.9%に達しました。深刻な延滞率は2021年以降で2倍以上に増加し、1996年のピークを0.9ポイント上回っています。2008年の金融危機時の最高水準5.0%も超えています。自動車ローンの総残高は過去5年で3120億ドル増加し、1兆6700億ドルに達しました。サブプライム融資は全体の14%を占め、車両価格の高騰が負担を増大させています。
投資家と企業動向
Bridgewaterの株式保有拡大
投資家レイ・ダリオ氏が運営するBridgewaterは、複数のハイテク株の保有を大幅に増やしました。エヌビディア株を54%、アマゾン株を82%、ブロードコム株を45%、オラクル株を220%、レディット株を24%、マイクロン株を89377%増加させています。これらの企業は2027年予想ベースの株価収益率が25倍以下と評価されています。不安を煽る発言の一方で、積極的な買い増しが注目されます。
バークシャーの売却継続
米投資会社バークシャー・ハザウェイは2025年10月から12月期にアマゾン・ドット・コム株の保有を77%削減しました。アップル株も4%減らし、3四半期連続の売却となっています。こうした大口投資家のポートフォリオ調整が市場に影響を与えています。
XDOGE