日経平均6万円台突入 日銀利上げ見送りと半導体株高

日経平均株価が6万円台を初めて記録しました。日銀は追加利上げを見送る方針で、中東情勢の影響を見極めます。一方、NVIDIA株が半年ぶりに最高値を更新し、アドバンテストや日立製作所が最高益を見込む好決算を発表。はてな株は不正送金でストップ安となりました。市場はAI需要や地政学要因で変動しています。

株式市場

日経平均株価

日経平均株価の終値が6万円台に入りました。イランが米国に戦闘終結に向けた提案を提示したとの報道が伝わり、上げ幅が一時1100円を超えました。S&P500種株価指数も史上最高値を更新し、市場全体の強含みにつながっています。キーエンス株は定款変更で自社株買いが可能になるとの思惑からストップ高水準の7万3180円を付けました。一方、はてな株は不正送金指示による最大11億円の資金流出が明らかになり、ストップ安水準の881円で終日値が付きませんでした。

金融政策

日銀決定会合

日銀は金融政策決定会合で追加利上げを見送る方向です。中東情勢の緊迫化や原油高が日本経済と物価に与える影響を慎重に見極めます。この判断は市場の変動要因となっています。

企業決算

アドバンテストと日立製作所

アドバンテストは2027年3月期の連結純利益を前期比24%増の4655億円と発表し、3年連続の最高益を見込みます。AI半導体向け試験装置の需要が堅調です。日立製作所は同期の純利益を6%増の最高水準とし、5000億円の自社株買いを発表しました。世界的な電力消費増やAIデータセンター向け送配電設備の需要が寄与しています。

AI・半導体関連

NVIDIA株価

NVIDIAの株価が2025年10月以来の最高値を更新しました。人工知能への投資需要が続き、株高を支えています。米半導体株全体の過熱感はコロナ禍時の水準を超えています。韓国株式市場の時価総額も4兆400億ドルに達し、イギリスを上回りました。サムスン電子とSKハイニックスが主導しています。

地政学と資源

イラン情勢とナフサ不足

米財務長官はイランの石油生産が間もなく崩壊すると述べ、米軍の港湾封鎖でカーグ島の貯蔵施設が限界に近づいています。イランは核問題を先送りし、ホルムズ海峡開放を優先する提案を米国に出しました。一方、国内ではナフサ不足が食品企業の4割に影響を与え、プラスチック容器不足でプリンの販売休止を検討する動きが出ています。

仮想通貨とテック

OpenAIとトランプ関連

OpenAIはマイクロソフトとのAIモデル独占提供契約を終了し、アマゾンを通じた提供を始めます。トランプ大統領一族が関与する仮想通貨企業WLFに対し、大口投資家がトークン凍結を理由に提訴しました。