米半導体株過熱加速 メモリーETF人気 円実力低水準続く

米半導体株の上昇が新型コロナウイルス禍時の水準を超え、過熱感が強まっています。S&P500種株価指数は3年半で2倍となり、AI需要が業績拡大を後押ししています。一方、メモリー関連ETFが米市場で注目を集め、運用資産が増加。円の実質実効為替レートは56年前を下回るなど購買力が減退しています。労働市場では文系人材の余剰が見込まれています。

米国株式市場

半導体株の過熱感

米半導体株の上昇が続き、過熱感が新型コロナウイルス禍時の株高局面を超えています。S&P500種株価指数は3年半の間に2倍となり、AI需要に伴う業績拡大が株価を押し上げています。半導体指数SOXは前年比で150%の上昇を記録し、18日連続の上昇となるなど異例の強さを示しています。この動きはドットコムバブル以来の最大の上昇率です。半導体株は歴史的に製造業PMIの先行指標として機能しており、米製造業の拡大局面を示唆しています。

メモリーETFの人気

半導体メモリー関連銘柄で構成されるラウンドヒル・メモリーETFが米市場で人気を集めています。4月2日から約2週間で運用資産が10億ドル台に達し、その後も増加を続けています。マイクロンやキオクシアなどの銘柄が含まれ、AI需要の高まりが追い風となっています。このETFの勢いは、メモリーセクター全体の活況を反映しています。

為替市場

円の実力低下

円の価値が凋落を続け、通貨としての総合的な実力を示す実質実効為替レートが56年前の水準を下回っています。国際決済銀行のデータによると、海外からモノやサービスを買う力が失われています。この購買力の減退は、円安の進行を背景とした長期的な傾向です。

労働市場

文系人材の余剰推計

経済産業省の推計では、2040年に大卒・大学院卒の文系人材が約80万人余るとされています。現在は少子化と人手不足による売り手市場ですが、将来的に就職難が生じる可能性があります。採用側はスキル重視の姿勢を強めており、データサイエンスなどの専門性が求められています。

ホワイトカラー雇用の減少

S&P500構成企業の従業員数が2025年に40万人減少する見通しです。2016年以来の減少で、それまでの8年間は300万人増加していました。原因はコスト削減とAI投資へのシフトです。アマゾン、メタ、マイクロソフトなどが人員削減を実施しており、構造的な変化が進行しています。

暗号資産市場

Scallopでの被害発生

Sui系DeFiプロトコルのScallopで、sSUI spool報酬プールに関連するサイドコントラクトが悪用され、約15万SUIの被害が発生しました。主要コントラクトや他のプールは安全です。影響を受けた被害は100%補填される予定です。