自民党衆院選圧勝 高市政権基盤強化と株価最高値更新

自民党は衆院選で単独過半数を回復し、定数の3分の2を超える316議席を確保しました。高市首相は一夜明けの会見で大勝を重い責任の始まりとし、政策転換を強調しています。維新との連立合意を重視する姿勢を示しました。一方、東京株式市場では日経平均株価が5万7000円を突破し、過去5番目の上げ幅を記録。積極財政への期待が広がっています。また、経常収支は2025年に過去最大の31兆8799億円の黒字となりました。

政治

自民党の衆院選大勝

自民党は衆院選で単独過半数を回復し、与党が安定した議席を確保しました。これにより高市政権の基盤が強化されています。首相が重視するのは昨年10月に日本維新の会と結んだ連立政権合意の内容です。この合意には国の根幹に関わる大転換が盛り込まれています。自民党内には消費減税などの異論もありますが、政権は様々な声に耳を傾け、謙虚に大胆な運営に当たるとしています。近年の短期決戦の選挙では、安倍氏、岸田氏、高市氏のいずれも自民党が大勝しており、石破氏の例を除き同様の結果となっています。

高市首相の会見

高市首相は衆院選一夜明けの会見で、大勝に身の引き締まる思いを語りました。日本列島を強く豊かにすることを掲げ、重い責任の始まりだと述べています。政策転換を強調し、改憲にも意欲を示しました。自民圧勝の背景には世代交代の演出とSNSの活用があり、既成政党のイメージを刷新したとされます。政治評論家は一貫した姿勢が有権者の信頼を獲得したと分析しています。

他党の動向

日本維新の会は自民の圧勝により存在感低下の懸念を抱えています。与党の勝利は歓迎しつつ、自民一強を避けたいとの声があります。国民民主党の榛葉氏は中道勢力の惨敗を指摘し、高市首相への期待と石破体制からの変化を挙げました。チームみらいは設立9カ月で11議席を獲得し、比例で381万票、得票率6.66%を記録。初挑戦での躍進です。一方、元党の浜田聡氏は保守党との共闘を未来の連帯と位置づけました。

経済

東京株式市場の上昇

東京株式市場では日経平均株価が終値で2110円高の最高値を大幅更新しました。一時は3000円超上昇し、5万7000円を突破。過去5番目の上げ幅です。自民党の圧勝を受け、高市政権による積極財政政策への期待が買い注文を呼びました。3月までに6万円超の予想もあり、高市トレードの逆流懸念は残りますが、幅広い銘柄で上昇しています。

経常収支の状況

財務省が発表した2025年の国際収支速報によると、経常収支は前年比11.1%増の31兆8799億円の黒字となり、2年連続で過去最大を更新しました。貿易収支は輸出から輸入を引いた結果、8487億円の赤字です。一次収支や所得収支の好調が黒字拡大を支えています。

経済界の反応

経団連の筒井義信会長は自民党の単独過半数回復と与党の安定議席を歓迎しました。政治の安定への期待を述べています。一方、食品消費税ゼロ化には慎重で、議論を深める必要があるとしています。経済界全体として自民大勝を政治安定の基盤と位置づけています。