高市首相衆院解散表明 中道改革連合が対抗軸に

立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合が衆院議員160人超で発足し、与党自民維新連立に対決姿勢を鮮明にします。高市早苗首相は23日の衆院解散を決め、重要政策の転換を国民に問います。大阪知事出直し選も告示され、吉村洋文氏ら3人が立候補。財政面では8年度赤字8000億円の見通しとなり、貿易赤字も拡大しています。

衆議院選挙情勢

中道改革連合の結党大会

立憲民主党と公明党の衆院議員の大半が参加する中道改革連合が結党大会を開きます。1次公認として227人を擁立し、野田佳彦共同代表は食料品消費税の恒久ゼロ化を公約の柱に掲げました。与党の政策に対し論争を呼びかけ、歴史の転換点にあると位置づけています。一方、合流の急ごしらえには選挙協力の打算も指摘され、一体感の構築が課題です。自民党幹事長は中道改革連合を選挙目当てと批判し、与党過半数を最低限の目標に上積みを狙います。

自民党と参政党の動き

高市首相は自民維新の連立を背景に衆院解散を進め、重要政策の転換で国民の信を問います。野党側は経済対策の後回しを批判し、解散のタイミングが争点化します。参政党は小選挙区で170人超を擁立し、神谷代表は自民党候補の一部に懸念を示しました。自民党は中道改革連合の組織票を脅威とみなし、議席獲得に意欲を燃やします。立民は滋賀3区に早氏を擁立し、中道からの立候補で政治を前に進める姿勢を強調しています。

大阪府知事出直し選挙

3氏の立候補届け出

大阪府知事出直し選挙の告示に伴い、維新の吉村洋文前知事、一般財団法人理事長の納藤保氏、政治団体共同代表の大西恒樹氏の3人が立候補を届け出ました。吉村氏は都構想の再々挑戦を掲げ、住民投票の道筋を説明します。主要政党の擁立見送りで議論が進まず、有権者から白紙委任との戸惑いの声が上がっています。選挙戦は17日間で、維新の独り相撲との批判もあり、候補擁立しない政党の活動制限が不公平論を呼んでいます。

財政・経済政策

8年度財政赤字の見通し

財政制度等審議会の諮問会議は、令和8年度の財政赤字を8000億円と試算し、プライマリーバランスの黒字化は達成できません。高市首相は債務残高対GDP比の改善を重視し、経済成長による比率低下を期待します。責任ある積極財政を掲げ、単年度黒字化にこだわらない方針です。一方、国民年金は26年度に賃金物価上昇を踏まえ支給額が増額しますが、実質的には目減りする可能性があり、高齢世帯の家計に影響します。

貿易収支と不動産規制

財務省の2025年貿易統計速報では、貿易収支が2兆6507億円の赤字となり、対米輸出は5年ぶりに減少しました。自動車輸出は11.4%減少し、トランプ政権の関税影響が指摘されます。不動産分野では、自民と維新が高市首相に外国人による投機的マンション取引の規制を提言。価格高騰で国民のマイホーム取得を阻害する現状を是正し、政治の役割を強調しています。