高市首相衆院解散決断 株高と野党反応活発化

高市早苗首相が通常国会の早期での衆院解散を決断し、与党内外で動きが広がっています。東証株価は最高値を更新し、金価格も上昇するなど経済指標に明るい兆しが見られます。一方、野党からは党利党略との批判が相次ぎ、立民と公明の新党結成調整も進んでいます。解散は予算案審議に影響を及ぼす可能性があり、注目が集まっています。

衆院解散と選挙戦

高市首相の解散意向

高市早苗首相は日本維新の会の吉村洋文代表に通常国会の早期解散の意向を伝えました。単独過半数を狙った不意打ちの決断とされ、年末頃から発言に変化が見られました。中国の威圧的な動きも背景にあるとみられます。与党内部では不満の声が渦巻いていますが、首相は就任後から単独過半数の獲得を周囲に語っていました。解散により外国人の土地規制や国家情報局創設などの重要施策の日程が後ずれする懸念があります。宮城県の村井知事は首相の判断を理解を示し、タイミングとして悪くないと述べました。

野党の対応と批判

立憲民主党の安住幹事長は解散を理不尽とし、支持率が高いだけの措置だと批判しました。共産党の田村氏は場当たり的で国会論戦からの逃避だと非難しています。保守党の百田氏は露骨な党利党略と位置づけ、自民党の岩屋氏に對抗馬を立てる方針です。国民民主党の玉木雄一郎代表は経済最優先を掲げ、手取り増加を訴えます。立民と公明党は新党結成を視野に調整を進め、斉藤代表らが小選挙区撤退の方向で党内手続きを15日にも開始します。チームみらいの安野氏は5議席以上を目指します。

自民党内動向

高市首相の長男、山本建氏が福井2区から次期衆院選出馬を表明しました。前回落選の高木毅元国対委員長も意欲を示しており、保守分裂の可能性があります。建氏は内部争いを避けるよう高木氏をけん制しました。参政党の神谷氏は多文化共生を掲げる自民議員に対抗し、30から40議席を目標に掲げています。解散は令和8年度予算案の年度内成立を困難にし、教育費負担軽減などの家計支援が遅れる懸念があります。

経済指標の動き

東証株価と金価格

東京証券取引所の株価は初めて5万4千円台を付け、2日連続で最高値を更新しました。首相の解散方針を受け、積極財政政策の進展期待から高市トレードが再開されています。一方、金の国内価格は初の2万6千円に達しました。米国のベネズエラ攻撃やイランの反政府デモ激化による地政学リスクと円安が安全資産需要を高めています。ニューヨーク商品取引所の金先物相場も高止まりしています。

中国貿易黒字

中国の貿易黒字は初めて1兆ドルを突破しました。対米輸出は関税合戦の影響で縮小したものの、一帯一路参加国への輸出拡大が寄与しています。この構図が米中摩擦を激化させる可能性があります。

外交と国際情勢

日韓首脳会談

高市首相は韓国李在明大統領の訪日でサプライズを連発しました。出迎えやドラムセッションを披露し、両国が違いを尊重しつつリズムを合わせる姿勢を示しました。李氏はドラム演奏を長年の夢とし、首相のヘビーメタル愛好が話題になりました。地元開催でおもてなしに注力した陽キャ外交です。

国際問題への反応

保守党の島田氏は米国のベネズエラ攻撃に理解を示し、民衆解放の観点から正当化しました。悪による現状変更は許せないと述べ、イランの反政府デモに対してもファシズム政権崩壊を支持しています。