ベネズエラ情勢緊迫 マドゥロ氏拘束に欧州首脳反応分かれる
米軍によるベネズエラ攻撃でマドゥロ大統領が拘束される事態を受け、欧州諸国首脳の反応が分かれています。イタリアのメローニ首相は防衛的介入を正当と理解を示し、ドイツのショルツ首相は国際法原則を強調。一方、高市首相は新年外交展望でトランプ氏の対中傾斜に警戒を強めています。北朝鮮のミサイル発射も注目を集めています。
国際政治
ベネズエラのマドゥロ大統領拘束
ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、バス運転手などの職歴を経てウゴ・チャベス前大統領に接近しました。チャベス政権下では外相や副大統領を歴任し、チャベス氏死去後の2013年の大統領選を僅差で制しています。この政権下で同国経済は破綻状態に陥り、中露への接近が目立つようになりました。米軍の攻撃によりマドゥロ氏が拘束された可能性が指摘されています。麻薬密売への関与が攻撃の背景にあるとみられます。
欧州首脳の反応
イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、麻薬密売に関与する国家主体に対する防衛的介入を正当だと理解を示しました。軍事行動による体制転換は避けるべきとする一方で、一定の支持を表明しています。一方、ドイツのオラフ・ショルツ首相は米国の介入の法的な評価を複雑だとし、国家間の関係に国際法原則の適用を強調しました。混乱拡大を防ぐため、選挙による秩序ある政府移行を求めています。EUの外交安全保障上級代表は自制を訴え、英国のキア・スターマー首相はマドゥロ政権の終焉を歓迎する立場です。
日本外交
高市首相の新年展望
高市早苗首相は新年の外交展望として、トランプ米大統領の対中融和姿勢に懸念を表明しています。トランプ氏は昨年10月の習近平国家主席との会談後、G2構想への傾斜を強めています。首相は今春の訪米で、同盟国との戦略的連携が米国の国益に資することを説く方針です。高市首相は国内では箱根駅伝3連覇の青山学院大学に祝意を送り、諦めず働く姿勢を強調しています。
北朝鮮動向
ミサイル発射と金正恩氏の活動
北朝鮮は日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。約2カ月ぶりの発射で、韓国大統領の初訪中を牽制する意図があるとみられます。日米韓当局は飛距離やミサイル種類の分析を進めています。また、金正恩朝鮮労働党総書記は北西部新義州の最大規模温室農場建設作業員を激励しました。5年に一度の党大会に向け、内部結束を固める動きです。
経済・技術政策
日本版スターリンク実現へ
政府は低軌道衛星コンステレーションを活用した国内制御の通信サービス実現に向け、支援策を固めました。補正予算で事業者補助に1500億円を計上し、今年度内に公募を開始します。サービス提供を国内で制御し、安全性を確保する狙いです。この施策は通信インフラの強化を図るものです。
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