ドル高進む中東情勢緊迫で原油急騰
ドルが主要資産で数少ない上昇を示す一方、伝統的な安全資産である金や円、米国債が売られています。原油価格は1バレル90ドルを超え大幅高となり、株式市場ではNYダウが一時900ドル安。ビットコインも下落し、金融市場全体に地政学リスクの影響が広がっています。
為替市場
ドルは今週、米国債や円、スイスフラン、金といった伝統的なセーフヘイブン資産が売られる中で、数少ない値上がりとなっています。安全通貨としての地位が注目され、主要資産の中で独自の動きを見せています。この変動は市場参加者のリスク選好の変化を反映しています。
株式市場
NYダウ
NYダウ工業株30種平均は一時900ドル安となり、中東情勢の緊迫化による原油高と雇用減少が重なる形で下落しました。原油価格の上昇が物価高圧力を強め、景気減速懸念が浮上。スタグフレーションのリスクが市場心理を圧迫しています。生産者物価指数の上昇や10年国債利回りの上昇も、投資家に警戒感を与えています。
ブラックロック
ブラックロックの260億ドル規模のプライベートクレジットファンドが、出金を制限する措置を講じました。これを受け、同社株は取引開始直後に4%下落。資金流出への対応として、投資家保護の観点からこうした決定が下された形です。市場の流動性懸念が強まる中、影響が注視されます。
暗号資産市場
ビットコインは68,000ドルを割り込み、下落しています。また、3月5日の仮想通貨ETFの資金フローでは、ビットコインETFから2億2,800万ドル、イーサリアムETFから9,093万6,500ドルの流出が発生。リスクオフの動きが暗号資産市場にも波及し、投資家の慎重姿勢が表れています。
商品市場
米国の原油価格は1バレル90ドルを突破し、この日だけで14%上昇。週間では34.5%の上昇となり、1982年以降のデータで過去最大の週間上昇を記録する見込みです。ホルムズ海峡の船舶通航がほぼ停止した影響で供給懸念が高まり、ガソリン価格の上昇も予想されます。産油国の貯蔵能力が3週間で限界を迎える可能性もあります。
日本株
キオクシア
キオクシア株の2026年売買代金はすでに25年超えの水準に達し、東京証券取引所プライム市場で断トツの出来高を記録しています。株高の反動や中東情勢による利益確定売りはあるものの、収益拡大期待とアナリストの強気予想を背景に押し目買いが入り、強い値動きを維持しています。
XDOGE