日経平均一時1500円超下落 イラン危機で市場変動

米イスラエル軍のイラン攻撃を受け、イラン側が報復行動に出ています。ホルムズ海峡の封鎖を警告したことで、東京株式市場の日経平均株価は一時1500円を超える下げ幅を付けました。原油価格は上昇したもののその後縮小し、海運株は船舶運賃の上昇見通しから買われました。金は上昇する一方、ビットコインは下落しています。中東情勢の影響が金融市場に及び、UAEの株式市場は閉鎖されています。

株式市場

日経平均株価の急落

米イスラエル軍のイラン攻撃を受け、イランがホルムズ海峡の封鎖を警告したことで、原油高や戦争長期化の懸念が広がりました。東京株式市場ではこれを背景に売りが優勢となり、日経平均株価は一時1500円を超える下げ幅を記録しました。投資家心理の悪化が市場全体に波及しています。

海運株の上昇

ホルムズ海峡の事実上封鎖懸念から、船舶運賃の上昇が見込まれ、海運株が上昇しました。商船三井の株価は5%高を付けました。日本や欧州各国は中東から石油や液化天然ガスをホルムズ海峡経由で調達しており、海運各社の収入押し上げ要因となっています。この動きは地政学リスクの影響を反映しています。

原油市場

価格の変動

イラン危機により、ブレント原油は店頭取引で1バレルあたり約80ドルまで8~10%上昇しました。しかしその後、上昇幅は縮小し、70ドルを下回る水準で推移しています。本日の上昇率は3.5%にとどまり、取引開始直後の勢いが失われました。原油市場は中東情勢の進展を注視しています。

貴金属・仮想通貨市場

金の上昇とビットコインの下落

安全資産としての需要から金が上昇しました。現物資産である金とシルバーがドルの代替として注目されています。一方、ビットコインは下落しています。S&P500先物は1%未満の下落にとどまり、ビットコインは本日プラス圏に戻りましたが、全体として地政学リスクの影響を受けています。

中東地域市場

UAE株式市場の閉鎖

イランの報復攻撃を受け、アラブ首長国連邦の株式市場は月曜日と火曜日に閉鎖されました。ドバイではビル群に黒煙が上がり、爆発音が響きました。アブダビ国際空港では迎撃されたドローンの破片により1人が死亡、7人が負傷するなど、空路の混乱も生じています。