ビットコイン含み損拡大 株価変動目立つ

ビットコイン保有者の約45%が含み損を抱え、市場に悪循環が生じています。イーサリアム創設者が過去3日間で4325イーサを売却する一方、クレジットカード大手株が下落しました。AI提携で一部企業株が上昇するなど、金融市場で多様な動きが見られます。

仮想通貨市場

ビットコイン

ビットコインの約900万枚が保有者の取得価格を下回る含み損状態にあります。これは流通量の約45%に相当します。直近安値の約6万2800ドルを基準にすると、状況はさらに深刻で供給量のほぼ半分に当たる約1000万枚が含み損を抱えています。この損失の拡大が戻り売りを連鎖させ、新規買い手の参入意欲を削ぐ悪循環を引き起こしています。また、価格は一時2.64%安の6万2858ドルまで下落し、月初来の下落率は19%を超えました。64ドルから67ドルでのレンジ推移が続き、70ドル突破に複数回失敗しています。

イーサリアム

イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏が過去3日間で4325イーサを売却しました。この売却額は約12.5億円相当です。一方、価格は1900ドルを割り、次の重要水準として1600ドル付近が注目されます。ETFの流出が継続し、デリバティブ市場でも方向感が乏しく、防御姿勢が優勢となっています。

株式市場

クレジットカード関連株

クレジットカード大手株が大きく下落しました。Visaは4.4%安、Mastercardは6.3%安、American Expressは7.9%安、Capital Oneは8.0%安です。将来的にAIエージェントがステーブルコインの決済ネットワーク上で取引を行い、従来の手数料を回避する可能性が指摘されています。この見方が市場に広がり、株価を押し下げました。

AI提携関連株

AI企業アンソロピックとの提携発表を受け、Intuitの株価が5.4%上昇しました。DocuSignも提携後5%上昇しています。また、Accentureはイベント中に1%上昇に転じました。こうした動きはAIの活用拡大を反映しています。

商品市場

金と銀

金と銀はAIをめぐる思惑の中で、それまでの上昇分を打ち消しました。わずか12時間で時価総額171兆円を失いました。この急落は市場の変動性を示しています。