中国米国債保有最低水準 金シフトで市場に影響

中国の米国債保有が大幅に減少し、金への資産シフトが進んでいます。保有額は6830億ドルと2008年以来の低水準となり、外国全体に占める割合は7.3%で2001年以来最低です。一方、金保有量は2308トンに達し過去最高を更新しました。投資リターン比較では長期でビットコインが優位ですが、短期では金が上回っています。インドでは米テック大手がAIデータセンターに10兆円を投資します。

国際債券市場

中国の米国債保有減少

中国の米国債保有額は6830億ドルとなり、2008年以来の低水準です。外国全体の保有額に占める割合は7.3%まで低下し、2001年以来の最低水準となりました。この期間、2011年6月のピーク時28.8%から21.5ポイント減少しています。2000年から2010年に積み上げた保有額のうち、すでに半分を手放した計算です。この動きは市場の資産配分変化を示しています。

貴金属市場

中国の金購入継続

中国人民銀行は1月に金を1トン購入し、15カ月連続の買い増しとなりました。これにより中国の金保有量は2308トンとなり、過去最高を更新しています。米国債保有の減少と並行して、金へのシフトが顕著です。世界秩序の変動期では、金が通貨発行量に左右されない最終決済資産として位置づけられています。

資産パフォーマンス

期間別投資リターン比較

各種資産の投資リターンを期間別に比較すると、短期と長期で傾向が異なります。金は1年で72%の上昇を示し、S&P500の14%、ビットコインのマイナス28%を上回りました。3年ではビットコインが218%、金170%、S&P500が73%です。5年では金171%、S&P500が89%、ビットコイン44%。10年ではビットコインが18111%と圧倒します。

期間 金(ゴールド) S&P500 ビットコイン
1年 +72% +14% -28%
3年 +170% +73% +218%
5年 +171% +89% +44%
10年 +295% +346% +18111%

テクノロジー投資動向

インドのAIデータセンター拡大

インドで人工知能向けデータセンターの建設が活発化しています。米グーグルや米アマゾン・ドット・コムなどテック大手による投資計画は計10兆円に上ります。この動きはインドを世界のAI計算基地とする狙いがあります。