日経平均5万8000円超え 米株下落とAI影響広がる
米株式市場ではダウ平均が669ドル安となり、S&P500が年初来マイナス圏に入りました。一方、東京市場の日経平均株価は一時5万8000円を超えました。AI関連の影響で物流やSaaS企業株が下落し、企業決算ではソフトバンクグループの純利益が5倍に拡大。地政学ではロシアのドル決済回帰検討が注目されています。
株式市場
日経平均株価
日経平均株価は米景気の底堅さを背景に一時5万8000円を突破しました。11日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数が上昇した影響を受け、東京市場でも半導体関連銘柄に買いが入りました。米ダウ平均は5万ドルを下回り、S&P500は年初来でマイナスとなりました。また、わずか90分間でS&P500が1%、ナスダックが1.6%以上下落し、時価総額6200億ドルと6000億ドルが消失しました。
米株下落とAI影響
NYダウは669ドル安を記録しました。サービス業務がAIに置き換わる懸念からSaaS関連株が再び下落し、医療やゲーム分野にも波及しています。グーグルが生成AI「Gemini 3」の新モデル「Deep Think」を発表したことが主因です。また、AI脅威論が物流ブローカー大手やトラック運輸指数に及び、ラッセル3000トラック運輸指数が大幅安となりました。ソフトウエア企業、資産運用会社、不動産サービスも株価を下げています。
企業決算
ソフトバンクグループ
ソフトバンクグループの2025年4〜12月期連結純利益は前年同期比5倍の3兆1726億円となり、同期間として過去最高を更新しました。出資先の米OpenAIの評価額上昇が利益を押し上げました。
アンソロピックとキオクシア
米AI新興企業アンソロピックはエヌビディアやマイクロソフトなどから300億ドルを調達し、企業価値はトヨタ並みの58兆円規模となりました。法人向けAIの拡大で年換算売上は約2兆円規模です。一方、キオクシアの純利益は8割増えましたが、世界的なメモリー需要増で自社分が不足する懸念があります。
仮想通貨と商品市場
市場全体下落
暗号資産市場は3%下落し、700億ドルが消失しました。ソラナ(SOL)は76ドルとなり、3ヶ月で50.44%下落しています。金は3.76%安で時価総額1.34兆ドル減、銀は8.5%安で4000億ドル減となりました。金価格は4900ドルを下回り、30分で4%以上下落しました。
地政学・政策
ロシアと米国協力
ロシアが米ドル決済システムへの回帰を検討しています。米国とロシアは原油、天然ガス、海洋掘削、重要鉱物での協力を模索中です。米国は日量1350万バレル、ロシアは910万バレルの原油生産で、協力すれば世界供給に大きな影響を与えます。ロシアは濃縮ウラン44%、パラジウム43%などを保有します。
その他の動き
カリフォルニア州の富裕税提案で投資とビジネスの損失が1兆ドルに上り、億万長者らが州を離れました。トランプ大統領は中国ハイテク規制を習主席会談前に一時停止し、イラン合意を自身が決める意向を示しました。三村財務官は円相場について一切ガードを下げていないと述べ、1ドル153円台で推移しています。
XDOGE