ビットコイン相場半値水準に 金先物サーキット連続発動

貴金属先物市場で金・銀・プラチナの取引が急落し、サーキットブレーカーが相次いで発動しました。金先物は8営業日連続となり過去最長を更新しています。一方、ビットコインは6万5000ドル台まで下落し、最高値のほぼ半値水準となりました。株式市場ではヘッジファンドがAI株売却で損失を被り、為替では円が対ドルで157円台に下落しています。暗号資産市場全体でも時価総額が大幅に減少しています。

貴金属市場

金・銀・プラチナ先物

国内の金・銀・プラチナ先物取引でサーキットブレーカーが発動しました。貴金属相場が急落し、制限値幅に達したためです。金先物では8営業日連続の発動となり、過去最長を更新しました。前日比の下げ幅が10%に達した金とプラチナの取引が一時中断されました。金相場は急落後も買いが入り持ち直す動きを見せています。一方、銀は19%の下落を記録しました。過去24時間で金の時価総額は1兆9400億ドル減少しました。

暗号資産市場

ビットコイン

ビットコインの価格は6万5000ドル台に下落しました。昨年10月の最高値約12万6000ドルのほぼ半値水準です。トランプ大統領による仮想通貨普及への期待が後退し、帳消しとなりました。予測市場では年内に6万5000ドル割れの確率が82%と示されています。現在は6万2000ドル付近で推移しています。直近8日間で9万ドルから7万ドルへ23%下落しました。ETFからの資金流出やマクロ経済との相関低下が影響しています。

市場全体

暗号資産市場全体で時価総額が急減しています。1月14日以降で累計157兆円以上消失し、22日間で約1兆ドル減少しました。10月以降では4.3兆ドルから2.3兆ドルへ46%縮小です。本日だけで3000億ドル超の損失となり、過去最大級の1日下落です。過去24時間でビットコインは8%、市場全体7%下落し、時価総額1840億ドル減少しました。レバレッジ取引で20億ドル分が強制清算されました。

株式市場

ヘッジファンドとAI株

ヘッジファンドがAI株を投げ売りし、昨年4月以来最悪の損失を被りました。ゴールドマン・サックスによると、ハイテク株主導の急落で取引集中銘柄の価値が大きく低下しました。ソフトウエア株への売りが続き、アドビなど年初来20%下落の銘柄が目立ちます。ヘッジ取引への資金流入が増えています。S&P500は0.95%、ナスダック2.5%下落し、時価総額で数兆ドル減少しました。

マイクロソフト

マイクロソフトの株価が軟調です。人工知能の進化が既存のソフト事業を揺るがし、業務ソフトへの依存度が高いことが重荷となっています。SaaSの死を投資家が警戒しています。AI競争の勝ち組から一転し、株価が一人負けの状況です。

為替市場

円相場

円相場は対ドルで2週間ぶりの157円台に下落しました。与党勝利を見据えた円売り・ドル買いが続いています。高市早苗首相の発言が円安容認と受け止められ、レートチェックの効果が薄れています。