金価格急落とビットコイン安値 市場にボラティリティ広がる

金融市場では金価格の急落が目立ち、時価総額774兆円が減少しました。ビットコインも大幅に下落し、複数の資産クラスで売り圧力が強まっています。円相場は155円台後半まで進み、ステーブルコインの決済が国内で始まるなど、変動が続いています。貴金属や仮想通貨を中心に、投資家心理に影響を与えています。

貴金属市場

金と銀の価格変動

金価格は急落し、時価総額が774兆円減少しました。安全資産としての人気から投機的な動きが強まっています。大阪取引所では金先物の売買が制限値幅の10%下落に達し、サーキットブレーカーが発動されました。この3営業日で1オンスあたり約1,100ドル下落しましたが、その後大きく反発し、4,700ドル台を回復しています。銀も同様に下落後、1オンス87ドル台に戻りました。こうした変動は市場のボラティリティの高まりを示しています。

仮想通貨市場

ビットコインの下落と企業動向

ビットコインは大幅に下落し、75,000ドルを下回りました。マイケル・セイラー氏率いるStrategyの保有712,647ビットコインに含み損9億ドルが発生しています。一方、同社は7,500万ドル相当の855ビットコインを追加購入。BinanceもSAFUファンドのため1億ドル相当のビットコインを取得しました。市場全体では直近4日間で強制清算額が50億ドルを超え、週次で17億ドルの資金流出が発生。資産運用残高は2025年10月高値以降730億ドル減少しています。

資産クラス別下落率

資産クラス 下落率
天然ガス -15.5%
イーサリアム -10.5%
-8.0%
-5.5%
ビットコイン -5.5%
WTI原油 -4.5%
ナスダック100 -1.5%
S&P500 -1.2%
ダウ30 -0.8%

為替・株式市場

円相場と海外株動向

円相場は155円台後半まで下落しました。高市首相の発言が円安容認と受け止められた影響です。米国株先物も下落が続き、ナスダック100先物は1.8%安となっています。韓国株式市場は3.57%下落しました。これらの動きは地政学リスクやFRBの政策姿勢が背景にあります。

ステーブルコインの進展

国内決済サービスの開始

ドル建てステーブルコインUSDCの決済が羽田空港の一部店舗で始まりました。3メガバンクが相乗りし、金融庁の後押しで準備が進んでいます。2025年秋に開始したJPYCに続き、日本勢の取り組みが広がっています。こうした動きはドル覇権への対応として注目されます。