金価格急騰で先物取引停止 銅も最高値更新

貴金属市場を中心に価格上昇が目立ちます。国内金先物でサーキットブレーカーが発動し、1グラム3万円台を初記録しました。銅価格も供給不足感から1万4000ドル台に達しています。世界的な金投資需要は前年比8割増と膨張し、採掘量の6割を占めました。また、OpenAIへの米テック大手による大型出資協議が進んでいます。コモディティ全般で上昇が続き、市場の関心が高まっています。

貴金属市場

金先物のサーキットブレーカー発動

大阪取引所で金先物の売買が一時中断されました。世界的に金の需要が高まる中、前日比の上昇幅が制限値幅の10%に達したためです。金価格は1グラムで初めて3万円台を付けました。米ドル建て資産からの分散投資や、地政学リスクの悪化懸念が価格を押し上げています。また、2025年の世界金投資需要は前年比8割増となり、採掘量の6割に相当する規模に膨らみました。不透明な世界情勢から安全資産としての需要が強まっています。

銅価格の最高値更新

銅相場が急ピッチで上昇を続け、1万4000ドル台を初記録しました。供給不足感が強まる中、取引で最高値を更新しています。地政学リスクの高まりで金価格の高騰が続く状況下、銅にも投機筋の関心が集まっています。コモディティ市場全体で金、銀、銅、プラチナが史上最高値を付け、エネルギー価格も反発しています。S&P500は7000に到達するなど、資源分野の値動きが活発化しています。

AI関連投資

OpenAI増資に向けた出資協議

OpenAIが大型資金調達を進めており、米エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムのテック大手3社が出資する方向で協議しています。最大9兆円規模になるとみられます。アマゾンは単独で7.6兆円の出資を検討しており、実現すればソフトバンクグループに迫る大株主となる可能性があります。一方、アマゾンは3万人規模のリストラとレジなし無人店の閉鎖を決め、AI時代に向けた経営モデルの転換を図っています。

仮想通貨市場

米暗号資産法案の進展

米上院農業委員会で暗号資産の市場構造に関する法案が党派別採決で前進しました。12対11の結果で初めて委員会を通過し、上院銀行委員会の承認を経て本会議に進む見通しです。民主党側の支持獲得が鍵となります。また、投資銀行がサークル株を格上げしました。ポリマーケットによるUSDCの利用が収益押し上げ要因になるとの見方です。一方、ドル安局面でビットコインの上昇が見られず、短期的な資金フローや市場心理の影響が指摘されています。