日本長期金利27年ぶり高水準 日経平均続落

日本の長期金利が27年ぶりの高水準に達し、財政悪化への懸念が強まっています。日経平均株価は米株式市場の下落を引き継ぎ、下げ幅が一時600円を超えました。金や銀の価格も最高値を更新する一方、ビットコイン関連の投資信託に多額の資金が流入しています。市場ではさまざまな動きがみられます。

債券市場

長期金利の上昇

長期金利は一時2.275%に達し、27年ぶりの高水準を記録しました。与野党が消費税減税を公約に盛り込む検討をしているとの報道を受け、財政悪化への懸念が広がり、債券売りが加速しています。また、10年国債利回りは4.26%、30年国債利回りは3.55%、40年国債利回りは3.87%に上昇し、史上最高水準に近づいています。市場では10年後の長期金利が4.3%になるとの見方が強まっています。

株式市場

日経平均の続落

日経平均株価は続落して取引を始め、下げ幅が一時600円を超えました。前週末の米主要3指数の下落を引き継いでいます。トランプ米大統領の関税政策をめぐる懸念や、国内政治の不透明感が株式相場の重しとなっています。新AIツールの登場でソフトウェア関連株が急落し、SaaS関連株は2022年以来最悪のスタートを切りました。

商品市場

金銀価格の最高値更新

金と銀の価格が最高値を更新しました。トランプ米大統領がグリーンランド取得計画に反対する欧州8カ国に対し関税を課す考えを示したことが背景にあります。銀価格は1オンス94.68ドルに急騰し、年初来で33%上昇しています。インドでは過去4カ月の銀輸入額が59億ドルと過去最高を記録しました。米国天然ガス価格も1日で19%上昇し、2024年10月以来の大きな値動きとなりました。

仮想通貨市場

投資信託への資金流入

ビットコイン現物ETFは先週、約2100億円の純流入を記録し、10月以来の好調を示しました。仮想通貨投資商品全体では21.7億ドルの流入があり、ビットコインが15.5億ドル、イーサリアムが4.96億ドルを占めています。一方で、ビットコイン価格は米国からの売り圧力で急落し、市場は売り優勢の状況です。ニューヨーク証券取引所はトークン化証券の取引プラットフォーム開発を進めています。