日経平均2カ月ぶり最高値 S&P500新記録 MSCI仮想通貨見送り

東京株式市場の日経平均株価が2カ月ぶりに最高値を更新する一方、米国のS&P500も新記録を達成しました。MSCIは仮想通貨保有企業の指数除外案を見送り、米SECの新方針が仮想通貨市場に追い風となる可能性があります。エヌビディアの需要拡大やxAIの巨額調達、中国株高も市場の注目を集めています。これらの動きが国際金融市場に与える影響が続いています。

株式市場

日経平均株価

東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値5万2518円となりました。これは2025年10月31日につけた史上最高値を約2カ月ぶりに更新した水準です。日立製作所株が急騰したことが相場を押し上げました。市場参加者は、企業業績の回復や海外投資家の買い需要を背景に、引き続き上値余地があると見ています。一方、円安進行が輸出関連株の支援材料となっています。

S&P500指数

米国のS&P500指数は新記録となる史上最高値を更新しました。2025年4月の安値からの上昇率は44パーセントに達しています。この上昇は、企業収益の堅調さと金利動向の安定が寄与しています。投資家心理の改善が市場全体を支え、テクノロジー株を中心に買いが入りました。こうした動きは、グローバルなリスク選好の回復を示すものとして注目されています。

仮想通貨市場

MSCI指数除外案

米MSCIは、仮想通貨を保有するトレジャリー企業をグローバル投資可能市場指数から除外する案を実施しない方針を明らかにしました。2026年2月の指数見直しでは、現状の扱いを維持します。既存の構成銘柄は資格要件を満たす限り残留し、ストラテジー社などが対象となります。この決定は、仮想通貨関連企業の投資環境を安定させるものとして受け止められています。

米SEC新方針

米証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨分野に追い風となる「イノベーション免除」政策を近く発表する予定です。政府閉鎖の影響で遅れていましたが、現在は再始動しています。公表は約1カ月以内を目指しており、米国が暗号資産を排除から受け入れへ転換する姿勢を反映しています。市場参加者は、この政策がイノベーションを促進すると期待しています。

企業動向

xAI資金調達

イーロン・マスク氏のxAIは、シリーズEラウンドで200億ドルの資金を調達しました。当初の予想である150億ドルを上回る規模です。NVIDIAが戦略的投資家として参加し、世界最大級のGPUクラスター構築を支援します。この調達は、AI分野の成長期待を象徴する動きです。

エヌビディア需要

エヌビディアのCFOは、5000億ドルの市場予測以降、需要がさらに増加していると述べました。この規模は「間違いなく大きくなっている」との認識を示しています。半導体需要の拡大が、企業収益の基盤を強化しています。

国際経済

中国株式市場

中国の上海総合指数は0.6パーセント上昇し、2015年7月以来の高水準となりました。CSI300指数も0.7パーセント上昇し、2022年1月以来の高値圏で取引を終えました。政策支援や企業業績の改善が相場を後押ししています。

指数 変動率 水準
上海総合 +0.6% 2015年7月以来高値
CSI300 +0.7% 2022年1月以来高値