銀市場逼迫と貴金属証拠金引き上げ相次ぐ

貴金属市場で供給不足が深刻化しています。銀の現物在庫が逼迫し、上海での価格が米国のスポット価格を上回る状況です。また、CMEグループが金、銀、プラチナの先物取引証拠金を引き上げ、レバレッジ取引に影響を与えています。不動産や仮想通貨分野でも動きが見られます。

貴金属市場

CME証拠金引き上げ

CMEグループは、金先物取引の証拠金を10%、銀を13.6%、プラチナを23%引き上げる措置を12月29日から実施します。この変更は、レバレッジ取引の強制縮小を招きやすく、短期的な価格下押し圧力となります。特に銀とプラチナの上昇幅が大きいため、短期筋のロングポジション解消が予想されます。一方で、現物保有者への直接的な影響は限定的です。取引所のこうした対応は、急騰によるリスクの高まりを示すものです。

銀の供給不足拡大

ロンドン市場では、銀の現物が極度に不足しており、即時購入分が1年後受け渡し分より7%高いプレミアムで取引されています。中国は2026年から銀輸出に政府ライセンスを義務付け、大規模企業のみ許可する規制を導入します。これにより、世界供給の6割から7割を占める中国からの供給が減少します。市場全体では5年連続の供給赤字が続き、2025年の需要は12億4千万オンスに対し供給は10億オンスです。COMEXやロンドンの在庫は大幅減少し、一部地域で30日から45日分しか残っていません。産業需要の拡大も価格を押し上げています。

不動産投資

みんなで大家さん差し押さえ

不動産クラウドファンディング「みんなで大家さん」は、税金滞納により国税局が大阪の土地を差し押さえました。19の商品で約1440億円を集めていますが、19口座の残高合計は660万円程度です。配当停止が続いており、投資家への影響が広がっています。

夫婦住宅ローンの課題

夫婦で住宅ローンを組むケースで、離婚や収入減少が返済の窮地を招いています。埼玉県の30代女性は、築5年の自宅で3人の子を育てていましたが、夫の離婚申し出により連帯保証人としての負担が増大しました。こうした事例でマイホームを手放す判断を迫られる人が増えています。

仮想通貨市場

FLOWトークン急落

FlowブロックチェーンのネイティブトークンFLOWは、セキュリティ懸念から24時間で42.61%下落しました。Flow Foundationはネットワークに影響する可能性のある事案を調査中です。主要取引所がFLOWの入出金を停止し、韓国DAXAが取引リスク警告を発出しています。

Trust Wallet不正流出

Binance傘下の仮想通貨ウォレットTrust WalletのChrome拡張機能で、特定バージョンの利用者が約11億円の資産を不正流出に遭いました。セキュリティインシデントとして注目されています。