金銀銅相場が最高値更新 ドル安警戒で実物資産に資金流入
金や銀、銅の相場が最高値を更新しています。ドル安への警戒感から実物資産への資金流入が強まっています。また、米国経済の堅調な指標や政策関連の動き、仮想通貨市場の動向も注目されます。これらの動きは市場参加者の関心を集めています。
貴金属市場
金価格の最高値更新
金価格は最高値を更新し続けています。地政学リスクの高まりにより、安全資産としての魅力が増しています。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年も利下げを続ける見通しが追い風となっています。金スポット価格は日本時間で4456.12ドルとなり、0.3%上昇しました。さらに、金先物は史上初めて1オンス4500ドルを突破し、今年に入って70%を超える上昇を記録しています。貴金属である金は無国籍通貨として米ドル代替の買いを集めています。
銀と銅、プラチナの相場上昇
銀価格も上昇を続け、史上最高値の1オンス71ドルを記録しました。今年に入ってからの上昇率は約150%に達しています。銅相場も最高値を更新し、需給の逼迫が主な要因です。ドル安警戒の中で実物資産にマネーが向かいやすい状況が相場上昇を後押ししています。また、プラチナ価格は2200ドルを突破し、2008年6月以来の高値を付けました。9日連続の上昇となり、年初来で142%の上昇です。ロンドン市場での現物供給逼迫や中国向け輸出の好調が背景にあります。
米国経済と政策
米国GDPと消費の強い成長
米国経済は成長と消費が想定以上に強い状況です。第3四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比年率4.3%増となり、予想の3.3%を上回りました。実質個人消費支出は3.5%増と、前回や予想を大幅に上回っています。コア個人消費支出(PCE)デフレーターは年率2.9%です。これらの指標は経済の底堅さを示しています。
トランプ政権の中国半導体関税措置
トランプ政権は中国の半導体に対する新関税を即時発動しましたが、税率を2027年6月まで0%としました。以降の税率は未定として、事実上発動を先送りしています。対中関係への配慮がうかがえます。
仮想通貨市場
ビットコイン採掘とメタプラネットの資金調達
ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は12月15日までの1カ月間で4%低下しました。資産運用会社VanEckの分析では、採掘者の降伏が価格の底打ちを示唆する可能性があります。一方、メタプラネットは212億円の資金調達を可決しました。同社は2027年までに累計21万ビットコインの取得を目標としており、保有数は3万823ビットコインです。
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