ビザUSDC決済開始と世界マネーサプライ過去最高

ビザは米国でUSDCを清算レイヤーに採用し、Solanaブロックチェーンを活用した決済を開始します。世界のマネーサプライは45兆ドルに達し、中国のM1が16.5兆ドルで主導しています。日本ではインフレ率が2.9%に上昇し、日銀が追加利上げを示唆。金価格も中央銀行の買い支えで最高値に近づいています。ビットコイン市場では投資家心理に回復の兆しが見られます。

決済・仮想通貨分野

ビザのUSDC清算導入

ビザは米国でUSDCを清算レイヤーに採用します。これにより、ビザカードを発行する銀行と加盟店のカード決済をまとめる銀行は、USDCを使ってビザと直接清算できるようになります。ブロックチェーンにはSolanaが使用されます。この仕組みは、ステーブルコインを決済プロセスに組み込むことで、効率化を図るものです。Solanaの活用は、高速処理が可能なネットワークの特性を活かした選択です。一方、ステーブルコイン全体ではスーパーサイクルに入り、5年以内に10万種類以上の決済システムが世界に広がる可能性があります。こうした動きは、金融システムの再構築を促すものとなります。

Solanaの年間収益優位

2025年も残りわずかとなり、Solanaは年間収益でイーサリアムを初めて上回る見通しです。この傾向は、Solanaが収益を生むチェーンとして位置づけられることを示します。将来的な分散型アプリケーション(dApps)がSolana上で生まれ、成長し、機能していく基盤となります。ビットコイン市場では、投資家心理に回復の兆しが見られます。11月13日から25日にかけてビットコインを完全に売却したアドレス数が急増しましたが、12月1日から18日にかけて減少に転じました。これは、価格の下落圧力下で完全撤退が減少し、センチメントが最悪期を脱しつつあることを表しています。

マクロ経済指標

世界マネーサプライ拡大

世界のマネーサプライは過去最高の45兆ドルに達しています。中国のM1マネーサプライが16.5兆ドルと過去最高を更新し、今年の増加の大部分を牽引しました。中国は世界最大のナローマネー供給国で、全体の約37%を占めます。一方、貯蓄性預金を除く米国のM1も8兆ドルと過去最高で、世界全体の約18%です。この拡大は、世界の流動性増加を意味します。日本では11月のインフレ率が前年同月比2.9%となり、7月以来の2番目の高さです。生鮮食品を除くコアインフレは3.0%で、日銀の目標2%超が44カ月連続となります。コメ価格の上昇率は37.1%に及び、日銀は利上げを実施した上で追加利上げを示唆しています。

商品・株式市場

金価格と中央銀行買い

金価格は最高値に近づいており、中央銀行の買い意欲が続いています。米利下げ観測に加え、ブラジル中央銀行が4年ぶりに購入を再開し、2025年の買い入れ規模で中国を上回っています。この強い需要が価格を支えています。株式市場では、アップルの売上成長が鈍化しています。過去3会計年度で年間約2.4%の増加にとどまり、2026年に株価が40%下落する可能性が指摘されます。iPhone 17への買い替え効果は一時的で、長期トレンドとは異なります。中国のバイトダンスは、TikTok運営などで2025年の利益が約500億ドルに達する見通しです。電子商取引と新市場進出が過去最高の年を支えます。