家計金融資産過去最高更新 銅高騰とステーブルコイン開発

日本銀行が発表した資金循環統計で、家計の金融資産残高が過去最高を更新しました。株価の上昇が主な要因です。また、銅価格の高騰により5円玉の原料時価が額面を超え、10円玉も9割弱に達しています。SBIホールディングスとStartaleが日本円建てステーブルコインの共同開発を進め、米国株式市場ではアセットマネージャーの買い越しが強まっています。

家計部門

金融資産残高の動向

日本銀行の資金循環統計速報値によると、家計の金融資産残高は2286兆円となり、過去最高水準を記録しました。前年同期比で4.9%の増加です。この増加の背景には、株式市場の上昇が大きく寄与しています。家計部門の資産は、預貯金や株式、投資信託などを含む金融資産全体を指し、経済全体の豊かさを示す重要な指標です。株高が続くなか、家計の資産形成が進んでいます。

コモディティ市場

銅価格の高騰影響

銅価格が最高値圏で推移する中、5円玉の原料である銅の市場時価が額面の5円を超えました。10円玉についても、原料時価は額面の9割弱に達しています。硬貨の主原料は銅で、国際的な銅相場の上昇がこれを引き起こしています。銅は産業用金属として需要が強く、電子機器や建設資材などに広く使われています。このような原料高は、製造コストの上昇を招く可能性があります。

暗号資産分野

SBIとStartaleのステーブルコイン計画

SBIホールディングスとStartaleが日本円建てステーブルコインの共同開発に着手します。新生信託銀行が発行・償還を担い、SBI VCトレードが電子決済手段等取引業者として流通を担います。グループ各社が法人を含む投資家の導入を支援する体制です。このステーブルコインは、グローバル決済や機関投資家向けに規制対応した専用トークンとして位置づけられています。

米国株式市場

アセットマネージャーのポジション

アセットマネージャーの米国株に対する買い越しが強まっています。S&P500先物のネットロング比率は49%まで上昇し、過去最高水準に近づきました。2022年以降、ネット投資エクスポージャーは約400%増加しています。これは長期平均の約2倍で、標準偏差で2以上上回る高い水準です。ナスダック100先物も10年で最高水準付近にあり、市場のリスク選好が強い状態です。