SBIとStartale日本円ステーブルコイン発行へ
SBIホールディングスとStartaleが日本円建てステーブルコインを発行する計画を進めています。ビットコインは8万6000ドルを割り込み下落が続いています。Strategyが1万ビットコイン超を購入する一方、FordはEV投資で巨額減損を発表。銀価格が原油を上回る歴史的な動きも見られます。市場では仮想通貨ETPに大規模資金流入が確認されています。
目次
仮想通貨市場
SBIホールディングスのステーブルコイン計画
SBIホールディングスはStartaleと共同で、日本円建てステーブルコインを発行します。このプロジェクトはグローバル決済や機関投資家の利用を想定したもので、完全に規制対応された専用トークンとして位置づけられています。両社は安定した価値提供を目指し、金融インフラの強化を図ります。ステーブルコインの導入は、国内での暗号資産活用を拡大する一歩となります。
Strategyのビットコイン大規模購入
ビットコイン保有企業Strategyは、1万645ビットコインを約9億8030万ドルで購入しました。平均購入価格は1ビットコイン当たり9万2098ドルです。2週連続で1万ビットコイン超の取得となり、企業による蓄積が続いています。一方、ビットコイン価格は8万6000ドルを割り込み、米国取引時間帯での弱いパフォーマンスが目立ちます。市場全体の変動が投資家心理に影響を与えています。
BitMineのイーサリアム大量保有
BitMineのイーサリアム保有量は約397万イーサリアムに達し、総供給量の3.2%以上を占めます。総資産は暗号資産、現金、投資を合わせて約133億ドルで、現金が10億ドル、ビットコインが193枚です。企業によるイーサリアムの集中保有が進み、市場構造に変化が生じています。こうした動きは流動性や価格安定に影響を及ぼす可能性があります。
伝統金融と企業動向
FordのEV投資減損
Fordは電気自動車投資について195億ドルの減損処理を発表しました。また、電動版F-150の生産を中止します。業績悪化が背景にあり、EV事業の見直しを迫られています。自動車業界では電動化投資の回収が課題となっており、他の企業にも波及する可能性があります。
PayPalの銀行申請とNasdaq取引時間延長
PayPalは米国の銀行になるための申請を提出しました。金融サービスの多角化を進めます。一方、Nasdaqは平日の株式取引時間を最大23時間に延長する申請を準備中です。取引機会の拡大が投資家行動を変えるでしょう。
商品市場
銀価格の原油逆転
銀価格が1980年代以来初めて原油価格を上回りました。現在、銀1オンスは63.8ドル、WTI原油1バレルは57.3ドルです。2022年半ば以降、銀は206%上昇したのに対し、原油は44%下落。2025年は銀が年初来115%上昇し、原油は20%下落の見通しです。コモディティ市場で顕著な転換点となっています。
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