ドル円158円台 日経平均・ダウ最高値更新相次ぐ
ドル円が158円台を突破し、過去の為替介入効果が薄れる動きを見せています。一方、日経平均株価とS&P500、ダウ平均株価が史上最高値を更新するなど株式市場は堅調です。ビットコインは相対的にパフォーマンスが低く、半導体関連ではCerebras SystemsのIPO成功やNVIDIAチップの中国企業向け承認が注目されています。
為替市場
ドル円の急伸
ドル円相場は158円台を突破し、158.5円に達しました。2021年7月以降の円安進行は45%を超え、約10兆円規模とされる為替介入の効果がほぼ失われています。市場では米金利上昇や地政学リスクが円安要因として指摘されています。日経平均株価の最高値更新も輸出企業に追い風となり、為替のボラティリティが高まっています。この動きは投資家のリスク選好を反映しており、短期的な調整が入る可能性も残っています。
株式市場
日経平均と米国主要指数の最高値更新
日経平均株価は62,654円で推移し、2021年からの上昇率が129%に達しています。S&P500は過去5年間で78.94%、ダウ平均は50,000ドルを突破し43%の上昇を記録しました。一方、フジクラの決算が市場想定を下回り株価が急落、「フジクラショック」として日経平均を618円押し下げました。終値は3日ぶりの反落となりましたが、全体としてAI関連株の選別が進んでいます。キオクシアの売買代金は過去最高の2兆円を超え、市場の活況を象徴しています。
Cerebras SystemsのIPO
AIチップ大手のCerebras SystemsはIPO価格185ドルに対し、初値が350ドルから400ドルで始まり、現在385ドルで取引されています。半導体セクターの強さを示す結果で、SOXLなどのレバレッジETFに過去最大の10.3億ドル資金流入が発生しました。ChatGPT発表以降、SOXLは18.4倍、NVIDIAは13.8倍と急伸しており、AIブームが投資資金を呼び込んでいます。
半導体・AI関連
NVIDIA H200チップの中国承認
米国政府は中国企業約10社に対しNVIDIAのH200チップ購入を承認しました。対象にはAlibaba、ByteDance、Tencent、JD.comなどが含まれ、LenovoやFoxconnを通じた販売も許可されています。中国政府の国産チップ推進と米側の輸出意欲が交錯する中、短期的なNVIDIA売上増が期待されます。メモリー5社の今期純利益は63兆円の見通しで、キオクシアの15日決算が注目を集めています。
仮想通貨市場
ビットコインの相対低迷
ビットコインは過去5年間で41.05%の上昇にとどまり、株式指数を下回っています。中東情勢の混迷で2割高を記録しましたが、日米株や金の上昇率に劣後です。新FRB議長のケビン・ウォーシュ氏は、40歳未満世代にとってビットコインを「新しい金」と位置づけました。また、米上院銀行委員会で「仮想通貨クラリティ法案」が超党派で前進し、規制整備の動きが活発化しています。
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