日経平均2800円超安 中東緊張で市場動揺

中東情勢の緊張が強まる中、日経平均株価は大幅に続落し、一時2800円を超える下落を記録しました。円相場は1ドル160円47銭近辺まで円安が進み、1年8カ月ぶりの安値を更新しています。原油価格はWTIが1バレル103ドルに急騰し、米国株先物も下落するなど、各市場に影響が及びます。ビットコインには下落リスクが指摘されています。

株式市場

日経平均株価

日経平均株価は中東情勢の悪化懸念から大幅に続落しました。一時2800円を超える下げ幅となり、イランのウラン関連施設への米国とイスラエルの攻撃が伝わった影響が大きいです。世界的な株安の要因として、原油高やAI関連銘柄の過熱警戒、金融懸念が挙げられます。大型ハイテク株のFANGは弱気相場入りし、世界景気の減速が意識されています。

米国株先物

米国株先物は下落して取引を開始しました。S&P500先物は0.7%安、ナスダック100先物は0.8%安、ダウ平均先物は0.7%安です。イラン戦争の和平交渉が停滞したとの見方が市場に広がっています。テック株はS&P500比で7年以上ぶりの割安水準にあります。

為替・債券市場

ドル円相場

円相場は1ドル160円47銭近辺まで下げを拡大し、1年8カ月ぶりの安値を付けました。米軍の強襲揚陸艦が中東に到着し、数週間に及ぶイランでの地上作戦準備が進むとの情報が影響しています。米国の30年国債利回りは4.98%で取引を終え、世界金融危機前の水準に近づいています。

商品市場

原油価格

WTI原油は3.0%上昇し、1バレル103ドルに達しました。ブレント原油も2.5%高です。ホルムズ海峡の封鎖が1カ月続き、通航隻数が1日120隻から5隻に減少した影響で、ピーク時には126ドルを記録しています。天然ガスは7.0%安となりました。米国のガソリン価格は1ガロン4ドルを超える見通しです。

暗号資産市場

ビットコイン

ビットコインのBitfinexにおけるロングポジションは79,000まで増加し、2023年11月以来の高水準です。この指標は過去に価格天井や下落の前に現れやすい逆張りシグナルとして知られています。マクロ経済の不透明感も加わり、下落リスクが指摘されています。ホルムズ海峡封鎖の長期化はエネルギーコスト上昇を招き、マイニングに逆風となります。