TradingViewのCRYPTOCAP:OTHERSは、2026年9月22日時点で約2375億ドル、前日比プラス2.31%でした。同じ日に暗号資産全体の時価総額は一時3兆ドルを回復し、主要なアルトコインも上昇しています。1500億ドル割れにはなお大幅な下落が必要で、指数の定義によって現在水準の見え方が分かれる点が評価の前提になります。

9月22日の指数水準

TradingViewによると、時点のCRYPTOCAP:OTHERSは約2375億ドルで、前日比はプラス2.31%でした。同指数は時価総額上位10銘柄を除いた暗号資産の合計時価総額です。個別の発行体や特定取引所のカストディ残高ではなく、チャート上で観察する指数です。暗号資産市場が3兆ドルを回復しアルトコインも上昇するなか、1500億ドルという低い水準までの距離が改めて意識されています。

Cointelegraphは、暗号資産全体の時価総額が火曜日の早い時間に一時3兆ドルを上回ったと報じました。

The cryptocurrency market cap briefly climbed back above $3 trillion earlier on Tuesday as Bitcoin and the biggest altcoins extended a broad rally

これは、ビットコインと規模の大きいアルトコインが幅広い上昇を続けた局面での説明です。確認できる価格変動の要因は、総市場の回復と主要銘柄の追随です。現物やデリバティブ、上場投資信託の資金フローの一次数値は、確認範囲に含まれていません。

指数の対象と数値のずれ

CRYPTOCAP:OTHERSの対象は、時価総額上位10銘柄を除く銘柄群です。大型銘柄の影響を除いたアルトコイン全体の厚みを見る位置づけですが、構成入れ替わりの詳細ルールは確認できていません。KuCoin Newsは、TradingViewのOTHERSチャートが約2198億ドルに達し、2年にわたる下降トレンドのブレイクを試していると伝えました。Kryptomagazinのダッシュボードは時点で、上位10銘柄を除くOTHERSを2780億ドルと表示しています。同じ日付でもTradingViewの約2375億ドルと差があり、定義と集計が異なれば1500億ドルまでの距離の見え方も変わります。異なる時点や定義の数値を一つの変化幅にまとめることはできません。

時点 内容 出典
2026年9月20日 OTHERS約2198億ドル KuCoin News
2026年9月22日 OTHERS約2375億ドル、前日比プラス2.31% TradingView
2026年9月22日 OTHERS2780億ドル表示 Kryptomagazin
2026年9月22日 暗号資産総時価総額が一時3兆ドルを回復 Cointelegraph

反対材料と残る不確実性

総市場が3兆ドル近辺を回復しても、1500億ドルは低い位置です。アルトコイン全般(上位10除く)では、指数が下がれば小型・中型を含む評価が同時に傷つく形になります。調査では2026年6月に1650億ドル付近の水平サポートを試したとの分析があり、2026年末まで観察が続く以上、一段安の経路は閉じていません。マクロ要因や規制の変化が相場を強く押し下げるリスクも残ります。

不確実性としては、構成銘柄の変動と報道間の時価総額の不一致が挙げられます。個別のプロトコル変更やセキュリティ事案は、確認済み事実にはありません。産業や政策の新発表も、今回の範囲では確認できていません。

予測市場での見方

予測市場の質問は「Altcoin market cap dip to $150B before 2027?」です。TradingViewのCRYPTOCAP:OTHERSが、午前11時(米東部時間)から午後11時59分(米東部時間)までに1分足の確定安値1500億ドル以下となれば成立です。判定はTradingViewのみです。の市場参加者の見方は成立5%で、不成立が優勢でした。客観確率ではなく、流動性は約1万ドル規模です。

日本との関わりと時間軸

日本の暗号資産の投資家や取引所の利用者は、グローバルなアルトコイン時価総額を、ビットコインの優位性やアルトシーズンの議論と結びつけて見る傾向があります。国内取引所の出来高や、オンチェーン指標を定義できる一次データは確認できていません。観察の区切りは午後11時59分(米東部時間)です。

見落とされやすいのは、同じ上位10銘柄を除く時価総額でも系列が一つではない点です。にTradingViewの約2375億ドルとKryptomagazinの2780億ドルが並ぶため、報道やダッシュボードの数字を距離計算に使うと、1500億ドルまでの余白を見誤ります。短期では総市場の3兆ドル回復と主要銘柄の上昇が、大幅安の緊急性を下げています。他方、2026年6月に1650億ドル付近を試した経緯と、規制・マクロの不確実性は長い時間軸では残ります。短期の回復と、長期に残る下落耐性の低さは、同じ指数でも時間軸が違います。

参考情報